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胃がん 再発率の特徴を2つほどあげてみる

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胃がん 再発率について調べてみました。
Q:胃がんの再発率について教えて下さい。3年前に妻が初期胃がんの手術をしました。手術後の医師の話では、癌は初期のもので手術しなくても良かったくらいの小さなものと説明を受けました。その後の、定期検査などでも特に問題ない経過とのことです。ただ最近、時々、胃が痛いと言ってしばらくうずいたりすることがあるのですが再発とか疑いはあるでしょうか?
※2ヶ月ほど前の検査では特に異常はありませんでした。
※少し心配でご質問させて頂きました。

A:奥様の胃癌についてのご質問ですね。奥様のことでご心配でしょう。
お察しします。さて、「初期」という言い方は臨床現場では使いません。正確には「早期」と言います。「手術しなくても良かった」のニュアンスが今ひとつ分かりませんが、奥様は開腹手術を受けられたのですか?だとすれば、内視鏡的切除(胃カメラで病巣を削り取る方法)で根治を目指すことができた、という意味なのでしょう。いくら早期であっても、内視鏡的治療を含めて「治療しなくても良い」癌などはありません。

あるいは、癌では無い病巣を癌を疑って手術した、結果的に癌は見当たらなかった。という意味に取れなくも無いです。前者であれば、再発の可能性は数%(100人中ひとケタ)。後者であれば、癌ではありませんから、再発も何もありません。「胃が痛い」という症状を根拠に「癌の再発」を心配されておられるのでしょうが、手術後3年を経て胃の切除後の胃の(辺りの)痛みとして「癌再発」以上に考えなくてはならないものは・・・・小胃症状(胃切除後症候群・通過障害など)・逆流性食道炎・胆石症(胆嚢結石・胆管結石)などが挙げられます。

胃の切除範囲や再建方法にもよるのですが、何でもかんでも「癌」とか「再発」に結びつけるのは、考えすぎです。(もちろん医学的に否定しておく必要はありますが・・・)いずれにせよ、知恵袋での回答には限界があります。しかもあなたの質問内容では情報が少なすぎます。実際に奥様を診察している担当医に充分相談すべきでしょう。お大事になさって下さい。尚、私の知恵ノートも参考になさって下さい。http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n12463————【補足】拝見しました。なるほど。腹腔鏡下手術だったのですね。

さて、上記の知恵ノートはご覧頂けたでしょうか?「胃癌」で手術が行われた場合、必ず切除した「胃」は「病理診断」に回ります。切った臓器は捨てられるのでは無く、特殊な化学処理を行われた上、顕微鏡で詳しくチェックされるのです。当然、あなたの奥様の切除された胃も「病理診断」がなされています。その結果はお聞きになっていませんか?(少し専門性が高いので、敢えて全ての患者さん・家族に説明されるわけではありません。)さて、この病理診断には患者さんの「癌のプロフィール」を理解する上で、大切な情報がたくさん詰まっています。①ガン組織のタイプ・分化度(癌の中でも、よりタチの悪いものかどうか)②深達度(ガン細胞が胃壁のどのくらい深くに達しているか)③リンパ節転移の有無④切除断端への癌の露出の有無こうした情報をトータルに判断して、「予後分析」をします。つまり、こうした情報が「再発予測」にとって極めて重要なのです。

そういう意味では、あなたの情報はやはり不十分です。早期胃癌は深達度が「M=粘膜内」か「SM=粘膜下層まで」のいずれかです。これらにもう少し進んだ段階のものも含めてステージ(病期)Ⅰと言っています。ステージⅠの患者さんが5年後にどうなっているか、生きているか、死んでいるか、という統計を「5年生存率」とか「無再発率」と言います。前述の通りステージⅠ胃癌の患者さんの「5年生存率」は90%以上。まして深達度が「M」であれば限りなく100%です。http://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/treatment_10.htmlむしろ、奥様の症状から考えると、いわゆる「胃切除後症候群」が疑わしいです。

家電品でも今や5年保証、10年保証なのに、自分の行った手術後の患者さんの不調を年単位でアフターフォローしない外科医がいることに、私は同業者として強い不満を覚えます。担当医に症状を伝え、病理診断を踏まえた上での「再発」の可能性を考慮しながら(早期M癌ならまず無いですが・・・)症状の解決を図って下さい。

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