食道癌 治療の好むワケ

2013.04.08

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食道癌 治療のことがなんとなく気になりませんか?

Q:先生…また、御回答お願いします。 いつも、お世話になって居ます(>_<) 先日の、検査で、食道癌が、見つかりました。 先生の、診断通り…手術前に、(シスプラチン&5-FU& ドセタキセル)を、術前に、2回と… 食道全摘出と言う、治療方に決まりました(T_T) 外科の先生は、「抗がん剤は、あくまでも任意です。けど…僕に、30代の娘が居たなら!すすめますねぇ」 と、某大学病院の トップだと…… 自信満々の、消化器外科先生の 説明は、誘導尋問の様に素晴らしかったです。私は、以前から 先生に、(ドセタキセル)の名前を聞いて居たので… 納得しましたが… 何故? 食道全摘なのに 辛い辛い 抗がん剤が必要なのでしょうか? 毎月の 再発検査に通い、何故? 食道全摘なのでしょうか? 前回の、咽頭癌から、10ヶ月です。 今の、治療を全て 受けて出る 後遺症は、どんな物でしょうか?(>_<)
A:回答依頼ありがとうございます。食道癌は手術単独の治療成績が悪く、1990年代に補助化学療法の有効性を検証するランダム化比較試験が行われました。詳細は省きますが、簡潔に言うと・手術単独 vs 手術+術後化学療法 → 術後化学療法を行うほうがよい・術前化学療法+手術 vs 手術+術後化学療法 → 術前化学療法を行うほうがよいという結果が出ました。海外では術前化学療法は必ずしも予後を改善しないとされていますが、上記2試験は日本人のみを対象に行われた試験なので日本では術前化学療法が標準治療とされています。ちなみに海外での標準は術前化学放射線療法です。化学放射線療法後の手術は合併症が増えると考えられており、日本では標準的ではありません。怖がって誰もやらない、というのが実情でしょう。日本人と欧米人では手術合併症への耐用性が違いすぎる、という考えが背景にあるのかもしれません。上記の術前化学療法で用いられたのは5-FUとシスプラチン(CDDP)を用いるFP療法です。ドセタキセル(DTX)は含まれていません。頭頸部癌では導入化学療法としてFP療法よりTPF療法の方が効果が高い事が示されており、食道癌でも同様ではないかとの期待から、術前TPF療法が試みられています。現時点ではTPF療法がFP療法より優る、との証拠はありません。ですが、パイロット研究の結果では、TPF療法は食道癌にも有効である、という報告があります。なので、既にシスプラチンの投与を受けている貴方の場合、有効な薬物を一つでも増やし3剤併用した方がよいのでは、という発想が当然出てきます。体力が許すのであれば、TPF療法で術前化学療法を受ける事をお勧めします。お大事にどうぞ。

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